アートは歴史も長く、奥深いものです。美術史や美学・芸術学などの学問はとても魅力的な学問です。しかし、現在の公教育では、なかなかじっくり触れる機会はありません。大学でこれらの学問を専攻したり、芸大に通わないと、なかなか触れる機会がありません。resarteはこれまでの文化庁への取材や社会教育施設への訪問・学芸員資格保持者へのインタビューを通じて、この美術教育の課題に出会いました。

しかしそれは単に公教育で美術史を扱ったり、わかりやすい入門書に触れる機会を増やすだけでは不十分だと考えています。そこで、私たちはアートを等身大の知識で問い、考える機会を作ることで、主体的に向き合うワークショップの場を作ります。前提知識は不要でも、丁寧に向き合うことでアートの本質に至れるように工夫します。学芸員をはじめとした専門知を持つ方と、ファシリテーションのノウハウを持った私たちがコラボレーションをすることで、唯一無二のアート入門を目指します。きっと、美学の範囲を超えた日常の問題意識や、学び、人生へと繋がるでしょう。

現在、ベータ版のワークショップやコミュニテイ形成を行っております。ご参加や、知識提供をしていただける方や、提供先期間を調整中です。乞うご期待ください。

扱う予定のテーマ例

表現とは何か?アートはどのようにして感情やアイデアを表現するのか?

アートは文化や社会の価値観をどのように反映しているのか?また、変革を促す力はあるのか?

芸術は観客との対話を通じて意味を持つ。アートの受容は個人差があるが、普遍的な意味は存在するのか?

技術の進化とアートの関係はどのように変化してきたのか?デジタル技術や仮想現実が芸術に与える影響は?

アートと政治、社会的なメッセージがどのように結びついているか?アートは社会の変革を促す手段としてどの程度有効か?

芸術家のアイデンティティと作品の関連性はどのように理解されるべきか?作者の背景や経歴が作品の評価にどのように影響するか?

アートの評価基準は何か?美学的な観点や文化的な背景に基づいて作品を評価することの妥当性は?

アートは時間や空間とどのように関わっているか?特定の文脈や歴史的な時代において作品がどのように受け取られるか?

アートの制作過程や創造性における役割は何か?芸術家のインスピレーションや技術が作品にどのような影響を与えるか?

アート市場や商業的な側面が芸術に及ぼす影響は何か?芸術家としての成功と芸術的な表現のバランスは難しいのか?

アートと倫理の関係はどのように理解されるべきか?特定の表現やテーマが倫理的な議論を引き起こす場合、どのようにアプローチすべきか?

アートは教育や精神的な側面にどのような影響を与えるか?芸術教育の重要性は何にあるのか?

アートによるワークショップ